
思いやりを忘れずに、出会えたことに感謝です
キャリアコンサルタントになろうと思ったきっかけは何ですか。
50歳でシングルマザーになり、大学生と高校生の子どもを一人で育てるには、生涯働ける仕事に就く必要があると思いました。そんなタイミングでキャリアコンサルタントが国家資格になったことで受験しました。元々我が子が長く不登校だったことがきっかけで、小学校でサポーターとして、困難なご家庭の訪問やケース会議に参加していたこともあり、小学校での仕事がキャリアコンサルタントの仕事と重なったことも大きかったです。
キャリアコンサルタントとして活躍するにあたって工夫していること、
心掛けていることはありますか。
この面談は一度きりかもしれないという覚悟で取り組むこと。目の前の相談者の気持ちを考えること。この方の見えない思いはなんだろう?と一緒に考えること。日々学ぶこと。インテグラルキャリア研究所で、毎週勉強会に参加しています。
キャリアコンサルタントとして活躍する秘訣と座右の銘があればそれを教えてください。
相談者の問題は相談者のもの。自分の問題ではない。と一線を引いておくこと。組織の中で、様々な方との対話の中で組織に働きかけることができるのもキャリアコンサルタントの醍醐味だとおもいます。視野を広く、いろんな人や考え方を受け入れる心の広さも必要です。座右の銘は「一期一会」「みんな違ってみんないい」。
今後の目標をお聞かせください。
健康で長く働き続けることです。私は現在の就労移行支援の仕事の中で、SEP(自尊感情回復プログラム)という講座をしています。環境に恵まれなかったり、過去のつらい出来事で自分の存在価値がわからないという方にたくさん出会いました。一人でも多くの人に自分らしく生きたいと思える毎日のお手伝いをしていきたいです。
キャリアコンサルタントとして情報集をどのように活用されていますか。
自分の知識向上のためしっかり読まないとと思っております。職場で就職活動中の利用者様への情報提供にも、とても役に立っております。またキャリアコンサルタント同士の共通の話題として、いろんな方と話し合うときのベースの知識として活用しています。
これからキャリアコンサルタントを目指す人や有資格者にむけてのエールをお聞かせください。
国家資格を取ることはスタートラインに立てたこと。それから日々学ぶことが課される大変な職業だなと思います。でも、たくさんの先輩方がいろんなことを教えてくださいますし、何よりいろんな人との出会いから様々な感動をいただける仕事ができると思います。ぜひ一緒に楽しんでスキルアップできたらと思います。