キャリアコンサルティング協議会は国家資格「キャリアコンサルタント」の試験機関および指定登録機関と、国家検定「1級・2級キャリアコンサルティング技能検定」の指定試験機関です。

キャリコンに熱いおもいをインタビュー
三上 竜正 さん
三上 竜正 さん

自己研鑽をもう少し頑張りたい・・・

キャリアコンサルタントになろうと思ったきっかけは何ですか。

民間企業の職業訓練事業にて運営から講師まで一連の業務に携わっていた経験から、20代半ばから自然と“キャリア”という言葉を見聞きする機会が多く、目指したという感覚ではなくその分野におけるキャリアアップの一環としてごく自然な流れでキャリアコンサルタントの資格取得に向けた学習に取り組んだ事がきっかけでした。 現在も老若男女幅広い年代の方々を対象に主に職業訓練に関連する相談業務に携わっております。

キャリアコンサルタントとして活躍するにあたって工夫していること、
心掛けていることはありますか。

相談業務の場面において特に心掛けている事は二つあり、一つは相談者と適切な距離感を保つこと、もう一つは俯瞰的に見て自分自身が等身大でいること、です。 また安心できる空間・雰囲気を作れるよう非言語によるコミュニケーションに気を遣い、クライアントが心に負担なく話せるよう適度な雑談を織り交ぜる事や質問の際は角度、深さ、タイミングに気を遣っております。

キャリアコンサルタントとして活躍する秘訣と座右の銘があればそれを教えてください。

「クライアントのために私が何かしてあげなければ」といったような気持ちではなく、クライアントの人生が今後良い方向へ向かった時に、そのきっかけのほんの一部分にでも自分が行ったコンサルティングの影響があれば嬉しい、くらいの謙虚な気持ちで、あまり気張らずに過度な責任感を背負わないようにしている事がキャリアコンサルタントを続けられる私の秘訣のような気がしています。

今後の目標をお聞かせください。

まずは一度不合格となった技能士2級に再チャレンジしようと思っております。 また今後の職業人生を考えた時にキャリアコンサルタントの資格だけだと心もとない気もしているため、キャリアコンサルタントと関連性があり、特定の分野において専門性の強い資格をもう一つ取得し、対応できる職域を広げたいと思っております。

キャリアコンサルタントとして情報集をどのように活用されていますか。

社内で使用する会議資料の作成時に活用することもあれば、セミナー等の社外用資料の作成のために活用することもあり、キャリアコンサルタントとして把握しておくべき最新の情報が幅広く網羅されているためとても重宝しております。 その情報量のおかげで、自分とは異なった分野において活動してきたキャリアコンサルタントの方とでも会話の視点が増え、良好なコミュニケーションに繋がっていると思います。

これからキャリアコンサルタントを目指す人や有資格者にむけてのエールをお聞かせください。

資格の名称だけを聞くと専門性の強い資格という印象を持つ方も多いかもしれませんが、いざ学習を始めてみるとその専門性はさることながら、幅広い職業に有効的な強い土台となる知識等が身につき、これまで培ってきた経験の底上げに繋がると感じられる方も多いのではないでしょうか。 また仕事という一つの視点のみならず、人生という大きな括りの中でその知識が活きる瞬間もあり、学んで良かったと心から思える資格だと思います。