キャリアコンサルティング協議会は国家資格「キャリアコンサルタント」の試験機関および指定登録機関と、国家検定「1級・2級キャリアコンサルティング技能検定」の指定試験機関です。

一般財団法人ACCN東京支部の発足からちょうど1年が経過しました。

今、新型コロナウイルスの感染拡大防止に伴う緊急事態宣言の発出をうけ、私たちの日常がまさに変化の時をむかえています。労働市場・雇用状況の激変などキャリアコンサルタントとしての活動にも大きな影響があらわれています。

キャリア領域の専門家として何ができるか、何をすべきかを考える機会も増えてきたのではないでしょうか。既に、活動を開始されている方々もいらっしゃる中、あらためて、東京支部の活動を振り返りつつ、新たな1年の計画をお伝えしたいと思います。

東京支部では、年に2～3回のウェルカムイベントや研修会等の活動を通しキャリアコンサルタントの皆さんのキャリアストーリーを共有し、一人一人がこれからのキャリアビジョンを描き、何ができるか何をすべきかを考え行動するための様々な取組を行っています。

＜2019年度の活動報告＞

①7月13日「ACCN関東3支部合同スタートアップイベント」
『キャリアコンサルティングの原点を考える』をテーマに、100名を超えるキャリア支援者が集いました。厚生労働省キャリア形成支援室長 山本浩司様、 法政大学キャリアデザイン学部教授 廣川進様の基調講演後に、参加者全員でグループセッションを行い「そもそもキャリアコンサルティングとは何か？」「なぜ、キャリアコンサルタントを目指したのか？」(廣川教授の基調講演は、現在、ACCN会員ページで動画にて視聴できます）

「キャリアコンサルタントとして実現したいことは何か？」などの多面的視点でキャリアコンサルティングの原点とキャリアコンサルタントとして各自のあり方等を見直し、社会とのそして未来への繋がりを語る時間となりました。

②9月23日「ウェルカムイベントVol.1～支部活動のはじめの一歩～」
支部活動の１つである「テーブル活動」の方向性を参加者の皆さんと一緒に見出すためのウェルカムイベントを2部構成で開催いたしました。

最初のテーマである「先輩キャリコン2名のキャリアストーリー」では、就労支援をしている先輩と企業の人事で組織に働きかける先輩のお話に、各自のキャリアコンサルタントを目指したきっかけや資格取得してからの活動、今後の目標に思いを馳せている様子が印象に残っています。先輩の姿に自身のキャリアビジョン＆キャリアプランのロールモデルをイメージされているようでした。

2つ目のテーマである「支部テーブル活動～はじめの一歩～」ワークショップでは、グループ内自己紹介。「やりたいこと」をテーマに各自の想いを熱く語りあう場になりました。

③11月30日「キャリアマンス　ワークショップ」
全国で展開された「キャリアマンス」の最終日に、１Dayイベントテーマ別分科会にて体験型セミナー『対話相手はロボホン（１）～ロボット型自己理解ツールの活用～』を行いました。ロボホンとのセッションで「自己理解」、その後のワークショップでキャリアコンサルティングへの効果と活用について考える場を提供しました。

④1月13日「ウェルカムイベントVol.2～キャリアコンサルティング と隣接領域の連携&協働～」
ACCN北関東支部副支部長の村上加代子氏を講師にむかえ、キャリア支援の現場における隣接領域の専門家・専門機関との連携と協働について、実務に直結するお話を伺いました。50名を超える参加者が熱心に聞き入り、メモをとられるご様子から、実務を行う上で関心度が高いテーマであることが伝わってきました。

＜2020年度の活動計画＞

2年目の今年は、既述の「キャリアコンサルティングの隣接領域との連携＆協働の強化」を共通テーマに研修会やイベントを企画しています。以下、一例をご紹介します。

①「ウェルカムイベントVol.3～企業におけるキャリア形成支援のポイント（仮称）～」
基調講演とグループワークを通して、企業におけるキャリア形成支援の実践に役立つポイント、キャリアコンサルタントとしての支援の方向性を模索していきます。

現在、ウェブ受講の導入も含め今夏の開催を目指し準備を進めています。

②その他
「キャリアコンサルティングの実践に役立つ」研修や勉強会のプログラムも考案中です。

皆さまとご一緒できる機会をご提供していきますので、どうぞ楽しみにしていてください。新しいメンバーのご参加も心よりお待ちしています。一緒にネットワークを広げていきましょう。

コラムの感想等はこちらまで（協議会　編集担当）

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