マンスリーコラム
団体のようで団体じゃない
〜自走する"しがらみゼロ"コミュニティの実践〜
【まちのキャリコンさん】とは
国家資格を取得したけれど、まだ何も活動できていないキャリコンは、その理由を「経験がないから」と言います。ならば、自分で機会をつくって実務経験者になるところから始めてみよう。そう考えて、2022年4月、一般財団法人ACCN(オールキャリアコンサルタントネットワーク)に入会しました。同年6月16日、27番目のテーブルとして「まちのキャリコンさん(以下、まちキャリ)」を発足し会員活動開始。2026年9月末現在341名のACCN会員が、人生経験とあそびゴコロを持ち寄ってつながっています。
「個」の集合体だから生まれる自由な選択
まちキャリはACCN会員のみ参加できますが、所属意識や役割を前提としない「個」の集合体です。関わっても、見ていてもいい。いつ休んでも、いつ戻ってもいい。その余白があるから、形を固定せず変幻自在でいられます。それぞれが自分のタイミングで登場でき、キャリアコンサルタントとして「試す場」がいつでもあります。
「弱い紐帯」が出会いをつくる
背景には、社会学者グラノヴェッターの「弱い紐帯の強さ」理論があります。家族や職場など「いつもの関係」は安心できる一方、入ってくる情報は似通いがちです。その外で、職歴・年齢・専門性の異なる人と出会うことで、新しい情報や視点が入り、新たな行動や協働につながります。キャリアコンサルタントという共通点だけを入口に、その偶然を生み出すことも、このコミュニティの役割です。
キャリコンスキル×人生経験×得意技
目指すのは、資格やスキルだけで価値をつくることではありません。「キャリコンスキル×人生経験×得意技」の掛け合わせで、その人にしかできない活動を生み、まちや身近な場に持ち出していく。クライアントだけでなく、支援する私たち自身のQOLも高める循環をつくりたいと考えています。資格の価値を高めるのは、制度だけでなく有資格者自身だと思うからです。
動く人の広がりと全260の取組とアイデア
2026年は、自主的にまちキャリ体験講座の講師を務めるなど、小さな行動を起こしたメンバーが128名、総計260Projectに達し、参加から参画への気流に乗っています。企画を立ち上げる人、支える人、必要なときだけ参加する人。関わり方は多様です。取組期間には期限を設けて参加のハードルを下げる工夫もしながら、キャリコンができる取組は無数にあることを体現し積み上げています。
まちキャリ内コラボで生まれたオリジナルコンテンツは「まちキャリおしごと占い」(OHBYカードを使ったイベントブース出展活動)、「話の聴き方聴きジョーズ」(一般向け傾聴ワークショップ)、キャリコンすなっく(社会教育の場づくり)などがあります。
参考文献
◯テーブル27 11月の主な予定
・11/12(木)20時15分〜オンラインイベント《ACCNテーブルフェス》出演
「キャリコンとして働く未来につなげよう〜まち活動や身近な機会での挑戦〜」
・11/15(日)終日 KFC Hall & Rooms(両国)《キャリコン万博2026》に出展
「まちキャリおしごと占い」
*テーブル27【まちのキャリコンさん】の活動詳細をお知りになりたい方は、ACCN会員マイページ「ACCNテーブル」をご覧ください(ACCN事務局)
*11月9日から始まる「ACCNテーブルフェス」についてお知りになりたい方は こちら(ACCNサイト)
コラムの感想等はこちらまで(協議会 コラム担当)
キャリアコンサルタントのさまざまな活動を応援します!「ACCN」のご案内はこちら

