マンスリーコラム
ACCN北海道支部から、活動速報
一般財団法人ACCN北海道支部も発足して7か月が経過しました。あらためて、北海道支部始動からの半年間を振り返っておきたいと思います。
2019年7月27日にキックオフイベントを開催、30名が参加。水野みち理事の講師で「キャリアコンサルタントの成長」をテーマに講演していただきました。わずか2時間足らずの講演とグループワークでしたが、新鮮な視点の提供や問題提起が多く、その豊かな内容に皆さんが魅了されたようで大好評でした。
9月8日、PCAGIP法(*1)による事例検討会を開催、14名が参加。PCAGIP初体験の方が事例提供者でしたが、安全安心な環境と雰囲気の中で、金魚さんたちの質問に応答する過程で、次第に自己開示が進み、少しずつ自己一致に近づき、気づきが生まれていく有様は、いつも感動的です。また、金魚、金魚鉢、板書係りの役割の皆さんも、それぞれに様々な気づきがあり、得るものがあったようです。これからも着実にファンが増えていきそうです。
9月22日には、テーブル説明会を開催しました。深谷理事に講師をしていただき、実践家として使える実用的なツールの開発例について説明していただきました。また開発したツールを実際に使ってみるグループワークを実施していただきました。実践家として対外的に提示できる実用的なツールが必要なことやその開発のためにテーブル活動が有効なことがわかりました。テーブル活動への理解が深まり、私たちにも手が届きそうな、身近なものとして感じられました。参加者は10名程度でしたが有意義な説明会でした。
そして本日10月27日、待望の宮城まり子先生の研修会がここ札幌で開催されました。非会員を含む38名の参加を得て、午前中はナラティブ・キャリアカウンセリングをグループワークで実践、午後はポジティブ心理学(レジリエンスを育て強化しよう折れない心をつくる)について、8つのエクササイズを行いながら学びを深める濃い1日となりました。来年度の開催を強く望む声と共に参加者の胸にあふれる今日の学びの充実感が、事後アンケートに多く寄せられています。
今後も北海道支部では、PCAGIPのような参加しやすい事例検討会の継続的な開催や、思わず足を運びたくなるようなイベントを工夫していきたいと思います。会員の皆様の積極的なご参加をお待ちしています。
実は、私事で大変恐縮ですが、6月に6万人に1人の難病と診断され、入退院を繰り返しています。キャリア(仕事人生)を含むトータル人生を見つめる貴重な時間をいただき、「冬は、必ず春となる」と確信をもって現在は病と闘っています。支部の運営を支えてくださっているスタッフの皆様のご尽力に心より深く感謝すると共に、一にも早い現場復帰に向けてレジリエンスの強化に取り組んでまいります。
(*1)PCAGIP(ピカジップ)法に関しては、過去のコラムでも取り上げております。
以下をご覧ください。
2018年6月号「キャリアコンサルタントとPCAGIP法」
https://www.career-cc.org/column/column000273.html
コラムの感想等はこちらまで(協議会 コラム担当)
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